末端価格にして70億3600万円相当の覚せい剤をメキシコから富山市の会社に密輸したなどとして、ウクライナ人の男が起訴されました。

麻薬特例法違反と覚せい剤取締法違反の罪で起訴されたのは、ウクライナ国籍で住居不定・無職のスミルノブ・バレリー被告(55)です。
起訴状によりますと、スミルノブ被告は、氏名不詳者らと共謀のうえ、営利目的で、2023年8月25日にメキシコで覚せい剤を隠し入れた航空貨物1個を、富山市内の会社宛てに発送。8月28日に国内に輸入したなどとされています。
押収された覚せい剤は約113キロで、末端価格にして70億3600万円相当にのぼります。地検は、この事件をめぐり、ロシア人男性2人を処分保留で釈放しています。