プロ野球のドラフト会議で大分舞鶴出身の大学生常廣投手が1位で指名されるなど、大分県関係者4人が夢への扉を開きました。
26日のドラフト会議。大分市出身で青山学院大学の常廣羽也斗投手は楽天との競合の末、広島が交渉権を獲得しました。
(広島1位・青山学院大・常廣羽也斗投手)「ホッとしました。ドラフト1位で選ばれるというのを目標に練習してきたのでとてもうれしいです」
常廣投手は最速155キロの直球を武器に今年6月の全日本大学野球選手権で優勝・MVPに輝き、大学日本代表にも選ばれました。広島の新井監督は指名後さっそく大学に駆け付け、期待の大きさを表しました。
(広島東洋カープ・新井貴浩監督)「何年後かにはチームの核となれる投手だと思いますし、楽しみにしています」
大分舞鶴出身の常廣投手、学校から初のプロ野球選手誕生に後輩はー。
(大分舞鶴高校3年 元主将・後藤駿太さん)「自分の代も後輩たちも知っているような選手なので、ずっと応援していたので選ばれてうれしかったです」
(元投手・渡辺蒼汰さん)「自分たちも先輩が夢をかなえたようにこれからも進路達成に向けて努力していきたいと思います」
(常廣羽也斗投手)「大分舞鶴の70数年の歴史の中で初めてプロ野球選手になれたことはとても光栄なことですし、森下投手以来のドラフト1位ということで大分県の人たちを勇気づけられるような活躍を今後していきたいと思います」
育成ドラフトでは千葉ロッテが1巡目で日田市出身の星稜高校・武内涼太投手を指名。一夜明けて安堵の表情を見せました。
(石川 星稜高校・武内涼太投手)「小学校、中学校と大分で育ってきましたし、プレーで先生や友達にしっかり感謝を伝えられたらなと思います」
同じくロッテが育成2位で藤蔭高校の松石信八投手を指名すると会場は大歓声。最後の夏は初戦敗退も最速152キロの右腕の将来性が評価されました。
(藤蔭高校・松石信八投手)「正直名前が呼ばれるか不安だったんですけど、今呼ばれてほっとしている気持ちでいっぱいです。一日でも早く支配下に上がって一軍で活躍できるような選手になりたいと思います」
そして、中日の育成4位は大分市出身でB‐リングスの川上理偉内野手です。
(大分B―リングス・川上理偉内野手)「最初からガツガツと常に上を目指して頑張って行きたいと思います」
球団創設3年目で初の指名に今年ともにプレーした内川聖一さんはー。
(元大分B―リングス内川聖一さん)「NPBの舞台でやる選手が出てきてくれるとというのも希望のひとつでした。僕自身の感覚や意識は伝えたつもりですので、その辺まで感じて頑張ってくれるとうれしいなと思います」
夢のプロ野球の舞台へドラフト1位と育成選手3人の挑戦が始まります。