柏崎刈羽原発の事故を想定した新潟県の防災訓練が27日始まりました。今回は18年ぶりに国と一体となって実施しています。

午後2時に始まった防災訓練。上中越沖を震源とする地震が発生し、柏崎市と刈羽村で震度6強の揺れを観測、

運転中の柏崎刈羽原発7号機で炉心を冷やすことができなくなり放射性物質が放出されるという想定で、29日までの3日間にわたり行われます。

今回の訓練は18年ぶりに国の原子力総合防災訓練と一体となって実施されていて、官邸や原子力規制庁も参加して災害時の連携を確認します。

【花角知事】「対象地域の住民の防護措置が円滑に実施できるよう、国・関係市町村と連携の上、各部においては総力を挙げて対応をお願いします」

県庁に設置された災害対策本部では、県職員らおよそ80人が各地の被害状況の確認や、住民の避難に向けた車両と経路の確保、関係機関との情報共有などの初動対応を確かめました。

28日、29日の2日間は屋内退避を含めると住民およそ16万5000人が参加する大規模な避難訓練などが行われる予定です。