時間が経つにつれて周囲の態度に変化が
家族3人で囲んでいた食卓はいま夫と次男の2人だけです。

次男の哲夫さん:「ここに座っていた。自分がここに座っていて親父がここで、お母さんがここに座ってた。寂しいですよね。今は2人だけで食事してますからね」

警察や市役所から情報を待っていますが、いまこんな悩みがあるといいます。
夫の倶行さん:「友達も(妻が行方不明のことを)触れるのが嫌なのかもしれんけど、誰も何も言わないようになってしまってね」
次男の哲夫さん:「最初のころは知り合いの人とか、近所の人が様子をうかがうように聞かれることはあったけど、日数が経つと、自然とと言ったらおかしいですけど、聞きにくくなるのか、話はされないですよね」
情報がない中、わずかな希望を持って探し続けるしかない現状。80歳の夫にとっては、体力的にも精神的にも辛い日々です。
夫の倶行さん:「あきらめるしかないのかなとかね。探せるところみんな探したつもりなんやけど…。私も足痛い。こんな足痛いのに、やっとの思いで自転車乗って行ったんだけど…」
今、一番望んでいることは?
次男の哲夫さん:「やっぱりどこかで無事でいてくれれば一番いいんだけど…全くその…安否確認がずっとできない状況が続いているから。もし亡くなってしまってるんやったらやっぱり…もちろん帰ってきてほしいですよね。このまま誰にも発見されずにどこかで息絶えとるっていうのがかわいそうだからね」

夫の高田倶行さん:「今やっぱりなんやかんや言っても息子がね。気持ちの中では親が長生きしてほしいと思ってるかもしれんしね。あきらめって言ったらおかしいけどどうしようもないもんね。こればっかりわ」

射水警察署によりますと、27日現在、発見につながる有力な手掛かりは得られていないといいます。現在、富山県内のすべての警察署のほか、全国の警察にも広げて、発見につながる情報を求めているということです。
行方不明の高田きみ子さんは76歳。身長155センチほどの小太りで髪型は黒髪のショートヘア。情報をお持ちの方は射水警察署までお願いいたします。

射水警察署 0766‐83‐0110