ハンドボールのパリ五輪男子アジア予選の決勝が日本時間29日にカタール・ドーハで行われ、日本代表(彗星JAPAN)がバーレーン代表を32-29(18-13、14ー16)で破り、88年のソウル大会以来36年ぶりとなる自力での五輪出場を決めた。
予選でバーレーンに1点差で勝利した日本は、試合開始直後に部井久アダム勇樹(べいぐあだむゆうき・24)が得点を決め、幸先の良いスタートを切る。その後は一進一退となるも、8-6の場面から4連続得点で逆転を許し、8-10で追う展開となった。
この試合初めてリードされた日本は安平光佑(23)のシュートで12ー12の同点に追いつくと5連続得点で再び逆転し、前半を18ー13で折り返す。
後半は序盤からバーレーンの猛攻にあい、1点差に詰め寄られた日本はたまらず、タイムアウト。しかし直後に吉野樹(29)、元木博紀(31)が立て続けに得点を決め、再びリードを広げた。さらに昨シーズンのリーグMVP、キーパーの中村匠(27)がスーパーセーブ連発でバーレーンに得点を与えない。
終盤も攻撃の手を緩めず前半からのリードを守り切り、見事パリ五輪の切符をつかんだ。この試合、安平がチーム最多の10得点を挙げた。
男子日本代表の五輪出場はこれで2大会連続の6度目。前回の東京五輪では自国開催によりソウル五輪以来8大会ぶりに五輪の舞台に立ったが、予選敗退の11位だった。パリ五輪は24年7月26日に開幕を迎える。
【日本戦の全日程】
・予選リーグ
18日 日本 25-20 イラン
19日 日本 27-26 バーレーン
21日 日本 32-30 クウェート
22日 日本 44-19 カザフスタン
・決勝トーナメント
準決勝 日本 34-23 韓国
決勝 日本 32-29 バーレーン














