泥だらけの神様が集落内の厄を払う、宮古島市平良島尻地区の伝統行事「パーントゥ・プナハ」が行われました。
国の重要無形民俗文化財にも指定されている、島尻地区のパーントゥはその昔、海岸に流れ着いた仮面を来訪神とあがめ、村人がその仮面をかぶって集落内を駆け回ったのが由来とされています。
この日は仮面を付けた3体のパーントゥが、午後4時半過ぎに「ンマリガー」と呼ばれる聖域から姿を現わしました。
パーントゥの泥はンマリガーの底に溜まっていたもので、付けてもらうとこの一年は無病息災で過ごせると言われていて、ご利益を得ようと集落外からも多くの親子連れなどが訪れました。
泥を塗られた親子
父「泥をつけてもらって光栄です、これで健康で1年いられたらいいなと」
母「ミッションを達成しました」
宮良保自治会長
「年に1度の開催なので、地域活性にもなっているのでは。今後も同じように続けていければと」
泣き叫ぶ子どもや、警察官にも容赦なく泥を塗りつけたパーントゥ。
集落内には泥の洗礼を浴びながら、神様との追いかけっこを楽しむ人達の悲鳴と歓声が響いていました。
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