イランとアメリカの間の緊張が高まっています。アメリカ国防総省は、中東にあるアメリカ軍基地への攻撃がこの10日間で少なくとも16回あったとし、イランの支援を受けた武装勢力によるものだと指摘しました。

アメリカ国防総省は17日からの10日間で、中東のアメリカ軍基地への攻撃が少なくともイラクで12回、シリアで4回確認されたと明らかにしました。

米国防総省 ライダー報道官
「攻撃したのはイランが支援する組織だとわかっている。もちろんイランにはそうした組織に対する責任がある」

また、防空能力を強化するため、“中東地域に追加でアメリカ軍の兵士900人を展開する”としています。

こうした動きに先立ち、バイデン大統領はイランの最高指導者を名指しし、“中東に駐留するアメリカ軍への攻撃を行えば、反撃する”と警告しています。