2028年に行われるロサンゼルスオリンピックで、『SASUKE』を基に考案された競技が採用されることになりました。

『SASUKE』 ついに五輪競技へ

2028年のロサンゼルスオリンピック。
近代五種の「馬術」に代わる競技として、TBSの番組『SASUKE』の海外版「Ninjya Warrior」を基に考案された「障害物レース」の採用が発表されました。
これにより近代五種は、「水泳」「フェンシング」「レーザーラン(射撃とランニング)」「障害物レース」となります。
海外版SASUKE「Ninjya Warrior」は、世界160以上の国と地域で放送される人気番組となっています。

国際近代五種連合の専務理事はー
「他の近代五種種目と融合させることを望みつつ、ロサンゼルスオリンピックでのデビューを期待しています。」

TBSホールディングス 佐々木卓社長はー
「SASUKEというテレビコンテンツがベースとなった種目が五輪に正式採用されたのは画期的なことだと思います。」

恵俊彰:
難しいんでしょ?よしお兄さん。

実は、ひるおびコメンテーターの“よしお兄さん”も、過去2回『SASUKE』に出場。

コメンテーター 小林よしひさ:
とんでもなく難しいですね。2回出ましたが、あっという間に水の中へ…
その競技の情報とかを知ってないと、意外にできない。上じゃなくて下の方に足をつくとか、ひとつひとつの種目のやり方があるんです。

ロス五輪版ではどんなコースに?

2022年6月のテスト大会には、19か国・80人の選手が参加し、次のようなコースで行われました。

スタート⇒ロープスイング⇒Aフレーム⇒うんてい⇒オーバーアンダースルー⇒ホイール⇒ハードル⇒吊り輪⇒平均台⇒そり立つ壁⇒ゴール

競技はタイムレースとなっており、各エリア失敗は2回まで。
失敗してしまったら強制的に次のエリアに行き、タイムに10秒プラスされます。

『SASUKE』でいう「クレイジークリフハンガー」が「うんてい」や「吊り輪」に、「そり立つ壁」はそのまま「そり立つ壁」として生かされています。
テスト大会では馬術上にコースを設営しているため、「沼」はないということです。

テスト大会の設計者であるアダムソン氏は
「今後コースは変わります。テレビ番組みたいにすごくいいコースになるし、難しくなるだろうね」
と話しています。