人口変動などを調べた人口動態統計(確定数)で、去年の県内の『自然増減数』が1899年の調査開始以来、初めてマイナスとなる『自然減』となりました。

調査開始以来、初めてマイナスとなったのは出生数と死亡数の差を示す『自然増減数』です。

県が24日に発表した人口動態統計によりますと、去年の県内の出生数は1万3594人で、死亡数の1万5054人を1460人下回り『自然減』となっています。

一方で、1人の女性が生涯で産む子どもの数の指標となる、合計特殊出生率は全国平均より0.44ポイント高い1.70で、38年連続で1位となっています。

このほか、新型コロナウイルスによる死亡が、前の年より210人多い587人となっています。

また去年1年間に亡くなった人の死因で最も多いのが悪性新生物(がん)でした。死因別で見ると1位ががんで3462人、2位は心疾患で1995人、3位は老衰で1723人、4位は脳血管疾患で1020人、5位は肺炎で539人となっています。(上位5位までの死因による死者数は全て前の年より増加)