「プール熱」も季節外れの流行

インフルエンザが流行するなか、実は「プール熱」も流行傾向にあります。

「咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)」とも呼ばれるこの病気は、アデノウイルスというウイルスにより引き起こされます。

症状としては、発熱やのどが赤く腫れる咽頭炎や、結膜炎といった目の充血があげられ、特に子どもに多い病気です。プールの水を介して感染することが多いため、プール熱と呼ばれています。通常は、6月頃から徐々に増え始め、プールが盛んになる7~8月がピークとなります。

しかし、今年は、この時期の感染者が全国的に増加しています。福島県内でも、現在、今年6月のピークを上回っています。郡山市や会津、いわき市で流行が確認され、特に郡山市は警報レベルになっています。

通常、飛沫や接触で感染するということですが、アルコール消毒が効きづらいため、県はせっけんによる手洗い、うがいなど基本的な感染対策を求めています。

急激に寒くなり、免疫が低下している人も多いと思います。体調管理により一層注意が必要です。