熱中症の危険性が極めて高くなる「危険な暑さ」が予想される場合に発表される「熱中症警戒アラート」の今年度の運用が、きょうで終了しました。今年の発表回数はあわせて1232回を数え、全国での運用が開始されたおととし以降で、初めて1000回を超えました。

環境省と気象庁は今年度、4月26日から行っていた「熱中症警戒アラート」の運用をきょう午前5時の発表分を最後に終了しました。

環境省によりますと、全国58地域への発表回数はあわせて1232回を数え、全国での運用が始まったおととし以降で初めて1000回を超えたほか、おととしの613回、去年の889回をいずれも大きく上回りました。

また今年は、「熱中症警戒アラート」が去年まで1回も発表されなかった北海道の「宗谷」「釧路・根室」「十勝」「胆振・日高」の4つの地方にもそれぞれ発表され、国内で未発表の地域が無くなるなど、全国的に例外なく危険な暑さに見舞われたことがうかがえます。