旧野津高校の跡地を活用する大分県臼杵市の事業をめぐり、半年で撤退した運営会社「ネクストファーム」が破産手続き開始の決定を受けました。

民間の信用調査会社東京商工リサーチによりますと、臼杵市野津町の農業法人「ネクストファーム」はピーマンの生産を軸に旧野津高校の跡地を活用する臼杵市の事業に公募で選定され、去年8月から複合施設を運営していました。

しかし、過剰な設備投資が重荷となって半年後に事業を停止。事実上の経営破たんに陥っていました。

ネクストファームは大分地裁に自己破産を申請し、10月19日に破産手続き開始の決定を受けたということです。この問題を巡っては中野市長らの給与を減額する条例案が可決されています。