今回の仙台市議会9月定例会で、初めての質疑に臨んだのが「仙台維新」です。7月の市議選で初当選を果たした日本維新の会の新人5人で結成されました。選挙の勢いそのままに"維新の風"をいきなり議会に吹かすことはできたのでしょうか。
「めちゃくちゃ忙しかった」勉強不足反省も・・身を切る改革実現へ
「仙台維新」の代表には、関戸努市議が就任しました。現役アスリート(競輪選手)の顔も持つ市議会では珍しい"2刀流"です。勝負の世界に身を置いてきたとあって、大舞台には強いのかと思いきや・・・初めての代表質疑は余裕がなかったと振り返ります。
仙台維新 関戸努 代表:
「緊張していたし周りを見る余裕もなかったので、回答の反応がどのようなものかそれほど感じられていなかった。あとで振り返ると、肩透かしとまではいかないが市長には質問の全部に答えてもらえなかったのかなと。当選から初めての議会を迎えるまで、めちゃくちゃ忙しかった。本当に何もわからなくて、基本のキから教えてもらった。特に今回は決算議会なので、決算のことを勉強するのも結構な量があった。全部網羅できない状態で議会に臨む形になってしまったのかなと、そこは足らずと思っている。質疑はなんとか焦点を絞って聞けたかなと今のところは思っている」

勉強不足を補い、少しでも周りの議員に追いつきたいと話す関戸代表。会派の雰囲気については「全員新人だからこそ平等に意見を言い合える。一つの議題に対して多種多様な視点を入れられるのが強み」と胸を張り、市民目線で「身を切る改革」を実行したいと意気込みます。
仙台維新 関戸努 代表:
「日本維新の会自体が、市民のためにどうするのか自分たちも身を切ってなんとか今の行政の無駄遣いであったりとか、つけなければいけないところに予算をつける。与党野党というところではなくて市民がいま何を望んでいるのか是々非々でやっていくのが立ち位置なんだろうと思っている。中間という言い方は良くないと思うが、市民目線で頑張りたい」