9月、大分県内の外国人宿泊者数は6万4000人あまりで、前の月を9000人上回りインバウンドの回復基調が続いていることがわかりました。
週3便運航するチェジュ航空の大分・ソウル線。チェジュ航空によりますと、6月の就航以来、9月まで、搭乗率は、平均80%台と順調に推移。さらに、これから冬場に向けては、温泉やゴルフなどの観光需要が期待されるということです。
(韓国の乗客)「知り合いがいるので大分に来て、一緒にゴルフと温泉とおいしいものを楽しもうということで来ました。料理がすごく美味しくて街もすごくきれいだし、人もみんな優しいので日本は観光に来やすい」
県が24日発表した調査結果によりますと、9月の県内の外国人宿泊者数は6万4000人あまり。8月をおよそ9000人上回り、前年の同じ月のおよそ17倍に。国別でみると5割が韓国です。
九州全体でもインバウンドは堅調で、7月時点でコロナ禍前の9割に回復。ただ、専門家は、「課題もある」と指摘します。
(九州観光機構 海外誘致部・川村和彦部長)「受け入れ側の人手不足、人材不足がある。中でもバスのドライバーやホテルのスタッフの不足がある。今後、観光業界全体で人材の確保や育成をしなければならない現状がある」
県は、今後も処理水の海洋放出の影響などで戻りの鈍い中国からの観光客の動向に注視が必要としています。