国の名勝に指定されている旧津山藩の庭園・衆楽園で松を害虫から守る「こも巻き」が行われました。

「こも巻き」は害虫が寒さを凌ぐため「こも」に入る習性を利用した駆除の方法です。

津山市の衆楽園では二十四節気のひとつで朝露が霜に変わる頃とされる霜降(そうこう)に行われる秋の風物詩となっていて、津山市観光協会の職員4名がアカマツやクロマツおよそ80本に手早くこもを巻きつけて、一足早い冬支度を行いました。

(津山市観光協会 有木康二主事)「秋の風物詩を楽しいでいただければと思います。これから紅葉が進み冬には雪が積もって冬景色へとつながってゆく」

来年3月には「こも」を焼き害虫を駆除する「こも焼き」が行われるということです。