2年前に収賄の罪が確定し、退職金の返納命令を受けた別府市の元水道局幹部職員について、納付期限までに支払いがなかったとして別府市上下水道局が23日付けで督促状を発送したことがわかりました。
別府市上下水道局の元工務課長の男性(63)は、在職中に業者から100万円の賄賂を受け取った罪で、おととし3月に有罪判決が確定しました。関係者によりますと、別府市上下水道局は審査会の答申を踏まえて8月31日付けで、元工務課長にすでに支払った2000万円を超える退職金全額の返納を命じていました。
しかし、10月2日の納付期限までに元工務課長から支払いがなかったとして、別府市上下水道局が23日付けで督促状を発送したことがわかりました。OBSの取材に対し元工務課長は「対応を検討している」と話しています。