迫る参議院選挙ですが、若者の投票率を上げるヒントとして注目される取り組みを取材しました。

豊かな自然が広がる山形県。国政選挙の投票率が3回連続で全国1位です。


そのなかでも遊佐町は若者の投票率も高く、18歳は全国平均より10ポイント以上も高くなっています。


一因とされるのが・・・

上村彩子キャスター
「若い人たちの投票率も遊佐町はとても高いのですが、その理由はどんなところにあると思いますか?」

会社員(26)
「子ども議会に(中学)高校の頃からそういうのに参加するので」

農家(68)
「少年町長・少年議会もありますから、大人世代だけでなく、子どもの頃から中学生の頃から政治に関心を持つということは自然の流れ」


「少年議会」とは、町の中高生が「少年町長」「少年議員」となって政策を立案・提案し、実現させる取り組み。毎年、中高生による投票で選ばれます。独自の予算(45万円)もつくのは全国でも珍しく、今年で20年目を迎えます。


町を紹介するパンフレットの製作や街路灯設置を大人の議会に提案するといった活動をしてきた少年議会。今期はどんな政策を立てたいかたずねると・・・


少年副町長 安藤希祥さん(17・高校3年)
「今年は遊佐の特産品開発をしようかな」

少年町長 佐藤塁さん(17・高校3年)
「遊佐町の若者に遊佐の政治について知ってもらう活動。洋上風力発電だけでなく、岩石採取など、遊佐が抱えている問題はいろいろあるので」

少年町長の佐藤さんは中学1年から少年議員を務め、今期で6年目。家での様子は・・・


母・佐藤亜紀さん
「普段はだらしなくて。外では『少年町長』と言われているが、家での様子は見せられない。私と塁は(政治の話を)します」

少年町長 佐藤塁さん(17・高校3年)
「でも、ママと逆の意見を言うと不機嫌になるから」


母・佐藤亜紀さん
「普通に話して、選挙に行くのも当たり前でという日本になったらいいなと、(少年議会の活動を)見て思っている」

町は、少年議会の活動を続けたことが若者の投票率アップにつながっているのではと話します。


少年町長 佐藤塁さん(17・高校3年)
「(少年議会で)選挙の大事さなども学べました。何か自分にもできるようなことが今後もあるならやってみたい」