岡山県警が、大手玩具メーカーと協力して制作していたオリジナルの「人生ゲーム」が完成し、きょう(23日)お披露目されました。

マス目を考えたのは、岡山市内の小学生たち。一体どんなゲームになったのでしょうか。

「保護者のクレジットカードで、間違えて課金しそうになってしまい、怒られた。4マス戻る」
「戻れ~」
「とても悔しいです」

岡山県警と玩具メーカー「タカラトミー」が制作した、「岡山県警人生ゲーム」です。「子どもたちの非行防止のため、楽しみながら学んでほしい」と企画されました。

岡山市南区の平福小学校など市内4校の児童から、「良い行い」と「悪い行い」を募集し、選ばれたものがマス目に採用されました。

(松村みなみ記者 リポート)
「SNSで知り合った人から『きびだんごをあげるからついてきて』と言われたが断った」など、今を反映したマス目もたくさんあります。

中には、「闇バイトに応募しないことにした。1000ポイントもらう」など、現代の犯罪を象徴するマス目も。

子どもたちは、自分たちで作ったオリジナルの人生ゲームを体験し、大盛り上がりでした。

「自転車が盗まれないように、駐輪場に停めて二重ロックをして1000ポイントもらう」
「俺二重ロックしたことねえ」

(児童)
「楽しいし、学びやすくてめっちゃワクワクしました」
「犯罪を防いで、この世界から犯罪をなくしたい」

(岡山県警少年課 長谷早紀 警部補)
「最近では、スマホトラブルとかも低年齢化が進んでいる。どういったことが犯罪になるのか、どういったことをすれば良いのかを感じてもらえたらなと」

「岡山県警人生ゲーム」は、岡山県内の小学4年生から6年生の全員に配られるということです。