小説家・横溝正史さんの作品に登場する探偵・金田一耕助ゆかりの場所をめぐるスタンプラリーが備中地域で行われています。今回で13回目。11月にはコスプレイベントも開催されるなど、今年も盛り上がりを見せそうです。

障子の向こうに映し出されるのは、お馴染みのシルエット。探偵・金田一耕助です。

推理小説家・横溝正史がかつて家族とともに暮らしていた倉敷市真備地区の疎開先です。

現在開催中のイベント「巡・金田一耕助の小径」は、金田一ゆかりの場所を巡って謎を解くスタンプラリーのほか、コスプレイベントや体感型推理ゲームなども行われます。

(横溝正史疎開宅管理組合 小西幹男さん)「横溝先生のおられた場所を実際に実感して楽しんで帰られてます」

メインとなる謎解きラリーは金田一耕助シリーズの「小説の舞台」や「映画・ドラマのロケ地」など、倉敷や総社などにある12のチェックポイントを巡ります。


それぞれのポイントでは、文字やイラストをもとに答えの「言葉」を導き出す「謎」が出題され、その答えとスタンプを集めると先着で「ビックリマンチョコ」のシールを手がける会社にデザインを依頼した「オリジナルシール」がもらえます。

(大阪から来た人)「ロケ地巡礼は楽しいです。一番、金田一シリーズは読みましたね。どちらかというと読むよりドラマの方をよく見ます」

来月には金田一や登場人物に扮するコスプレイベントが開催されるほか、12月には参加者が登場人物になる体感型推理ゲームも行われるなど、盛りだくさんの内容で金田一ワールドを堪能することができます。

(真備ふるさと歴史館 三宅幸代さん)「景品も(楽しみ)なんですけど、いろんなところを巡ることもできるということで、季節もよくなりましたので景色なんかも楽しみながらそういうのも楽しみながら来ていただけたらと思います」

「巡・金田一耕助の小径」の謎解きラリーは12月24日まで、コスプレイベントは11月25日に行われます。
謎解きラリーでもらえるシールは先着500人で、去年は1か月ほどで配布が終わったそうです。また去年のコスプレイベントには俳優の石坂浩二さんがサプライズで参加したそうで、今年も盛り上がりが期待されています。