大分県由布市の上空を飛行するオスプレイ。日米共同訓練が県内にある2つの演習場で18日から本格的に始まりました。
2月に続き、県内で今年2回目となった異例の日米共同訓練。日出生台演習場では17日から、十文字原演習場では18日から始まり、米海兵隊1150人を含むおよそ4200人が参加しています。
日出生台演習場では午後0時半ごろ、大きなエンジン音とともに陸上自衛隊のオスプレイが飛来。プロペラを回転させたまま5分ほど待機した後に離陸し、山の稜線を越えていきました。
演習場付近の県道沿いに海兵隊を歓迎する横断幕も。

(元陸自のYouTuber令和タケちゃん)「私は賛成ですね。想定外や大規模な有事が発生した場合に自衛隊だけでカバーできるかというと難しい。日米共同で守るというのがベストなのかな」
日出生台演習場のゲート前では訓練に反対する抗議活動が実施され、市民団体がオスプレイの安全性や訓練でトラブルがないか監視しています。
(ローカルネット大分・日出生台 浦田龍次事務局長)「軍事というのはどうしてもだんだん負担が高まっていって色々な危険が及ぶことになるのではないか。暮らしの安心が壊されていくのではないかそういうことを不安に思っています」
日米共同訓練は10月31日まで実施され、29日には日出生台演習場でりゅう弾砲や迫撃砲などの実弾射撃訓練が報道関係者に公開される予定です。