高校ラガーマンの聖地花園への切符をかけた県予選の出場校紹介。初回はテンポの早いラグビーで初の花園出場を目指す4校合同チームです。

合同チームで出場するのは砺波・高岡第一・砺波工業・龍谷富山の4校。

15人でプレーするラグビーですが、最も部員が多い砺波でも総勢12人。部員不足に悩まされことしの代から合同でチームを組んでいます。

しかし、少子化などで加速する部員不足に対応するため、ことしから合同チームでの花園出場が認められ、このチームでの花園出場も夢ではなくなりました。

龍谷富山 大畑愛千選手:「合同チームでせっかく4校集まってできたので、これで決勝まで行って勝ちたいです」「どんどんどんどんほかの高校とやっていくうちに、合同チームで勝ちたいなっていう気持ちが強くなった」

砺波工業 髙見令選手:「いろんな考え方がそれぞれにあって、4校力を合わせて花園に出場したい」

合同チームといえど、週6日集まって練習、結束力は日に日に高まっています。

このチームが目指すのはテンポのはやい全員ラグビー。

フォワードもバックスも、15人が連携し早いパス回しで展開していきます。

城石敦也監督:「テンポあげて相手を崩していきたい」

プレーはもちろんセットプレーでサインを出すタイミングなど、すべてにおいてこだわるのはスピード。

この日もボールが見えなくなるまで走り続けます。

2021年県大会決勝で悔しい思いをした高岡第一。

そして2022年同じく決勝で涙を飲んだ砺波。

同じ悔しさを味わったからこそ、このチームで勝つ喜びを分かち合いたい。そして花園へ。

高岡第一 油石修澄選手:「自分たちが一発目合同チームで花園出られるっていうチームになりたい」

砺波 中谷京 主将:「初戦は難なく突破して、決勝戦は苦しい戦いになるとは思うんですがそこもしっかりのりこえて優勝したいと思っています」

初戦は10月21日。魚津工業と対戦します。