大分県宇佐市で進められている県発注の公共工事で、違法に採取された砂が使用されていたことがわかりました。県は砂利採取法違反で業者を指導しています。
県は今年3月から宇佐市松崎で、7400万円をかけて水田の畑地化に向けた土壌造成事業を進めています。
この工事を巡って元請け事業者が砂利採取業者から砂およそ1.3万立方メートルを調達しました。県によりますと、砂を納入した業者が砂利採取法に基づく県への登録や採取計画の提出をしていなかったということで、県は違法と判断し10月上旬に業者を指導しています。
業者は「違法とは知らなかった」と話していて、翌日から事業を停止したとみられています。県は再発防止に向けて公共工事の受注事業者に法令遵守の周知徹底を図る方針です。