しまくとぅば(琉球方言)でアレンジされた絵本のストーリーにオーケストラの演奏を交えて家族連れで楽しむ、「読み聞かせコンサート」が本部町で開かれました。

読み聞かせコンサートは県内を拠点に活動する琉球交響楽団が開いたもので、今月12日、会場のもとぶ文化交流センターにはおよそ130人の家族連れなどが訪れました。

しまくとぅばで読み聞かせられた「桃太郎」のお話では、鬼退治の旅の途中、仲間に加わるのは犬とキジではなく、シーサーとヤンバルクイナ。

また「シンデレラ」のお話では魔法使いの代わりにキジムナーが登場するなどユニークな展開で来場者を楽しませていました。

琉球交響楽団・高江洲貴美恵さん
「途中で共通語も混ぜ、曲もオーケストラの有名な曲や皆さんの知っている曲を取り入れて、楽しんでいただけるよう工夫して企画しました」

オーケストラとしまくとぅばの珍しいコラボレーションに触れた子どもたちは、刺激を受けた様子でした。