4年前に焼失した首里城の復興に向けた、支援の活動が続いています。
首里城の再建や保存に役立ててほしいと、16日にイオン琉球から首里城基金に寄付金が贈られました。

イオン琉球は首里城正殿が描かれた電子マネーカード『首里城WAON』で支払われた買い物額の一部を、首里城復興のための寄付金として贈っています。

10月16日は、去年3月からことし2月までに支払われた買い物額から、およそ675万円が首里城基金に寄付されました。

これで『首里城WAON』の取り組みを通じて、イオン琉球から寄付された総額は8439万円あまりとなりました。

午後にはボランティアが、首里城公園の城壁の除草作業に汗を流す様子も見られました。

高いところで15メートルにもなる城壁の除草活動を行ったのは、県電気工事業工業組合の60人です。

県電気工事業工業組合 仲村新吾さん
「普段はこれで高いところの電柱の作業や建物の横の照明器具の取り付けなどをしているのが、こうして草刈り作業に携わるということは想像もしていなかった」

「自分たちが何か行動を起こさないといけないなと。電気工事は関係なく、首里城のお手伝いをしようということで」

ことしで2回目の実施となったこの取り組みは、去年より参加者が増えているということです。