富山県高岡市の角田市長らがアメリカ出張にビジネスクラスを利用したことについて、高岡市にはこれまでにおよそ220件のメールが市内外から届いていて、そのうちの9割以上が批判と苦情の内容であることが分かりました。

アメリカ・フォートウェ―ン市のトム・ヘンリー市長と笑みを浮かべながら写真にうつる高岡市の角田市長。

角田市長らは10月9日から姉妹都市であるアメリカのフォートウェーン市を訪れ、学校や商工会議所などを視察しています。

アメリカに渡る際、角田市長を含む4人がビジネスクラスを利用したことで訪問団6人の旅費が1人あたり183万円となり、前回、11年前の旅費の6倍となったことで批判が高まっています。

高岡市によりますとこの件に関して、市内外からおよそ220件のメールが届いているということです。

このうち、「旅費規定にのっとってやっているので堂々と行ってきてください」などと賛同の声が数件ある一方、9割以上が「お金がないのにビジネスクラスで行くとは何事だ」、「こういう時(財政難)に何をやってるんだ」などといった批判や苦情の意見だということです。
また市役所には電話でも批判の意見が相次いでいるということです。

田市長は15日日曜日に富山に戻る予定で、訪米の成果を市民にどう説明するかが注目されます。