13日朝、大分県佐伯市沖の海上で、帆船が本土と、沖にある島を結ぶ電線に接触する事故があり、自力航行できなくなりました。海上保安部が原因を調べています。

13日午前7時10分頃、「佐伯市鶴見と大島の間を結ぶ送電線にヨットのマストが引っ掛かっている」と釣り人から海上保安部に通報がありました。

佐伯海上保安署によりますと、船は帆船で佐伯市鶴見の梶寄港北防波堤灯台から東北東のおよそ700メートルの海上で、鶴見と、沖の大島を結ぶ電線にマストをひっかけたということです。船は自力航行できず、現在近くの港に曳航されています。

船は千葉県市原市の54歳の男性が操舵していた「プリクラセブン」で、全長13メートル、横幅が8メートル、帆を張るマストの高さはおよそ30メートルです。5人が乗っていましたが、けがは無く油の流出や浸水なども無いということです。

帆船は港に着いた後、原因調査のため海上保安部が事故当時の状況や、船体を詳しく調べることにしています。