山岳事故を防ぐため埼玉県警は登山地図アプリを運営する企業と、アプリの利用者が遭難した場合に位置情報などを共有して救助に役立てる協定を結びました。
埼玉県警がきょう、協定を結んだのは登山地図アプリ「ヤマレコ」を運営する長野県の企業です。この登山地図アプリは山の地図をダウンロードしておくと、携帯電話の電波が届かない場所でもGPSの電波で現在地を確認することができます。さらに、この会社が開発した「SAGASU」というシステムで、電話番号から位置情報や行動履歴を照会し、救助につなげるということです。
警察によりますと、埼玉県内では今年9月末までに71人が登山中に遭難し、うち3人が亡くなっています。
埼玉県警の上條浩一地域部長は「安心安全に登山を楽しめるよう協定を機に、山岳遭難の未然防止に向けた啓発活動や迅速な捜索救助活動の推進によりいっそう努めていきたい」としています。
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