障がいのある人たちが制作した絵画や陶芸などの芸術作品を集めた展示会が、12日から仙台市で開かれています。

青葉区のせんだいメディアテークで始まった展示会では、全国45都道府県から応募された1113作品のうち、審査で入選した130作品が展示されています。

熊谷望那キャスター:
「大賞の内閣総理大臣賞を受賞したのがこちらの作品です。栃木県在住のしろさんが描かれました。アクリル絵の具でびっしり描き込まれた赤い模様を背景に様々な生き物が躍動する姿が描かれています。また仏教のような世界観も感じられる作品です」

また、宮城県知事賞には宮崎県在住の丸尾義久さんがコロナ禍で世界平和を願い2年8か月かけて製作した作品「ゼロの長寿(鳥の獣)モンスターシンメトリー」が選ばれました。自由な表現力と高い芸術性を感じさせる作品の数々に訪れた人はじっくりと見入っていました。

訪れた人:
「すごく個性がある。爆発しているみたいな感じで。こういう風に考えられないというか、不思議な感じですね」

「色使いとか描き方が独特で、今っぽいものもあれば、昔を大事にしている描き方もあってすごく素敵です」

障がい者アートの普及と促進を目指すこの展示会は、せんだいメディアテークで10月15日まで開かれています。