宮城県石巻市のスーパーで購入した刺身を食べた男性が腹痛を訴え、胃からアニサキスが見つかりました。県は食中毒と断定し、このスーパーに対し、12日の1日、生食用の魚介類の販売を停止させる処分を出しました。
販売停止などの処分を受けたのは、石巻市内にあるスーパーです。
県によりますと、今月10日にこのスーパーで買ったビンチョウマグロの刺身を食べた60代の男性が腹痛を訴えました。男性が医療機関を受診したところ、胃から寄生虫のアニサキスが検出されました。原因と考えられる食べ物がこのスーパーの刺身だったため、県は食中毒と断定し、このスーパーに対し、12日の1日、生鮮魚介類の生食用の販売を停止する処分を出しました。
これで、今年に入ってから、県内で発生したアニサキスによる食中毒は11件目となり、去年1年間の発生件数7件をすでに上回っています。
アニサキスはイワシやサバなどの魚介類に寄生していて、県は、内臓の除去やマイナス20度で24時間以上、冷凍するなどして、予防を徹底するよう呼びかけています。