福島第一原発の処理水放出をめぐり、IAEA=国際原子力機関の専門家らが、放射性物質の濃度を調査するため来日することについて、中国政府は「有効な国際監視にならない」と批判しました。

環境省は、今月16日からIAEAの専門家らが来日して、処理水を放出した周辺で海水や魚などからサンプルを採取し、放射性物質の濃度を分析すると発表しました。

IAEAが指名した韓国とカナダ、それに中国の専門家も調査に参加するということですが、これについて中国政府は次のように批判しました。

中国外務省 汪文斌 報道官
「この調査は、以前IAEAが日本側と協議したことに基づいて行うもので、利益関係国が十分、実質的に参加した長期的かつ有効な国際監視にはならない」

そのうえで「中国は、日本側が国際社会の懸念に真剣に応え、長期的かつ有効な国際監視体制を構築するよう促す」としています。