11日朝、岩手県西和賀町内の雑木林で、キノコ採りをしていた70代の女性が、クマに襲われけがをしました。
警察によりますと、11日午前7時すぎ、西和賀町沢内の無職・高橋淳子さん(74)が、自宅近くの雑木林でキノコ採りをしていたところ、突然現れた1頭のクマに襲われました。
高橋さんは顔などをひっかかれましたが、自宅に逃げ、電話で近くに住む人に助けを求め、矢巾町の岩手医大高度救命救急センターに運ばれました。その際に意識はあり、会話も可能で命に別状はないということです。
現場は山間部に住宅が点在する場所です。
岩手県によりますと、今年度、県内で発生したクマによる人身被害は、今回を含めて33件で、統計が残る1993年以降の最多を更新しています。