鹿児島県で行われている国体の「高校野球硬式の部」に、岡山県代表・おかやま山陽が登場しました。夏の甲子園では、日大系列校に次々に勝利しベスト8となったおかやま山陽。きょう(10日)の対戦相手は茨城県の土浦日大です。

3年生にとっては最後の公式戦となる国体です。

(瀬戸大輝記者)
「甲子園でこの夏話題になった、おかやま山陽の『日大クエスト』。その続編が、今度はここ鹿児島を舞台に繰り広げられます」

夏の甲子園ベスト4の土浦日大との一戦です。

2点を先制されたおかやま山陽は、1回ウラ1アウト1塁で3番・渡邊がレフトへ大きな当たりを放つと、1塁ランナー山崎が一気にホームを狙いましたが、相手の好返球で惜しくも得点とはなりません。

なんとか得点が欲しいおかやま山陽。4回ウラに1アウト満塁のチャンスを迎え、打席には6番・飯田。しかし土浦日大のエース藤本にダブルプレーに打ちとられ、チャンスを生かせません。

さらに点差を広げられ迎えた7回ウラ。このままでは終われないおかやま山陽、2アウト2塁で代打・焔硝岩が意地のタイムリーヒット!夏の甲子園も代打で魅せた焔硝岩が一矢報います。

しかし反撃はここまで。7対1で土浦日大に敗れました。

(渡邊颯人選手)
「こうして、最後全員で国体で高校野球人生を終われたというのは、今後の人生においても財産になるのですごく良かったなと思います」

全力で挑んだ3年生最後の公式戦はここで終わりました。