福祉施設の利用者向けに特別に開発されたパチンコの体験会が、山梨県韮崎市で開かれました。
高齢者が夢中になって楽しんだパチンコ台は、足元に最大の特徴があります。

韮崎市の高齢者施設で行われた体験会は、全国でパチンコホールを展開するダイナムが社会貢献活動の一環として実施しました。

この台は、福祉施設の利用者向けに特別に開発された「トレーニングパチンコ」通称=トレパチといいます。

参加者が必死に動かしているのは、指ではなく足です。

トレパチは、ハンドルを握るのではなく足元に設置されているペダルを漕ぐことで、玉が発射されることが最大の特徴です。

トレパチは、絵柄が回転する演出の脳への刺激とペダルを漕ぐ運動で認知症予防とリハビリ効果があるとされ、玉はシリコン製で騒音を抑えるよう配慮されています。
会場では、多くの高齢者が順番を待ちながら夢中になってトレパチを打ち込みました。


体験した人:
「足も動かして、目も動かして、楽しかった」
「汗が出てきて。(足を)まわしたら」


カードには「健康づくりは日ごろから」などと健康に関する言葉も記されていて、参加者はカードを見せ合いながら交流を深めていました。

トレパチは韮崎市の老人福祉センターに10月24日まで設置され、市内に住む60歳以上の人が無料で体験できます。