雨で順延されていた秋の九州高校野球宮崎県大会の決勝が、9日、行われタイブレークにもつれ込む激戦となりました。

秋の九州高校野球県大会の決勝は、延岡学園と日南学園が対戦しました。

試合が動いたのは3回。
延岡学園が3番・影山のソロホームランで先制します。

延岡学園は、4回にも8番・工藤のタイムリー3ベースなど打線がつながり、点差を5に広げます。

一方、日南学園も4回と5回に2点ずつ返し、4対5と1点差で迎えた6回。2アウト1塁で8番・日高がタイムリー3ベース。

日南学園が、5対5と同点に追いつき、試合を振り出しに戻します。

試合はその後、9回で決着がつかずノーアウト1・2塁から始まるタイブレークに突入。

10回表、延岡学園はフォアボールなどで1アウト満塁のチャンス。
バッターは2番・佐藤。
ライトへの鋭い当たりで延岡学園が勝ち越しに成功。

さらに犠牲フライで1点を追加します。

そのウラ、2点を追う日南学園は1アウト3塁2塁と一打同点のチャンス。打席には2番・田中。
しかし、ここは、空振り三振に倒れます。

2アウトで打席に入ったのはキャプテン・馬乘園。
しかし、センターフライでゲームセット。

激戦を制したのは延岡学園。
12季ぶり13回目の優勝を果たしました。

(延岡学園 小林虎太郎主将・2年)
「接戦でも勝てるんだという気持ちがあったのでよかった。全員一戦必勝で(センバツ)甲子園に行けるように、これから練習あると思うので、練習で意識してつなげられたらいい」

(日南学園 馬乘園康介主将・2年)
「九州大会でまずは2回勝って、選抜の切符をつかんで、九州大会でも宮崎予選で今回優勝することができなかったので、九州大会でも優勝することができればいい」

日南学園と延岡学園の2校は、来年春のセンバツ出場をかけて今月28日から福岡県で開催される九州大会に出場します。