スポーツの日のきょう(9日)、岡山県備前市ではプロ野球の阪神・オリックスでプレーした野球解説者の能見篤史さんの講演会が開かれました。

(元阪神・オリックス 能見篤史さん)
「仮に日本シリーズで当たった時に一番面白いのは、岡田監督は『打順を固定する』、中嶋監督は『打順を固定しない』。これが短期決戦でどう動くかなって…どっちが勝とうとも嬉しいのは僕なんですけどね」

今シーズン、能見さんが所属した両チームが優勝したことを受け備前市が企画したもので、会場にはファンら約350人が集まりました。

(元阪神・オリックス 能見篤史さん)
「僕が(オリックスに移籍して)キャンプに来た時に、初めて受けてくれたのが頓宮選手だったんですよ。あの大きい身体を考えたら非常に投げやすかったですね」

講演会が開かれた備前市は、史上初、3年連続投手4冠を目指す山本由伸投手や、パリーグ首位打者目前の頓宮裕真選手の出身地。能見さんは、元同僚の2人についてのエピソードも…。

(元阪神・オリックス 能見篤史さん)
「(試合後に)いやぁブルペンで見た時からダメだと思ったよって言ったら、山本投手に逆に怒られた感じで『なんでそれ言ってくれないんですか』って。あれだけのピッチャーが『逆に言ってくださいよ」ってそう言えるってすごいなって改めて思いました」

訪れた人は貴重なエピソードに熱心に聞き入っていました。

(講演会を聴いた人)
「現役時代から応援していた選手だったので、本当に貴重な機会で楽しかったです」

「小さい時に『何をやっていれば良かった?』という質問で、やはり『打つ・走る・守る』の基本をやっていればよいと言われてたので、子どもへの指導の参考になった」

主催した備前市では、来年度以降も、元スポーツ選手を招いたイベントを企画していきたいということです。