8月の岩手県内の有効求人倍率は1.23倍で、3か月ぶりに前の月を上回りました。
岩手労働局によりますと、8月の県内の有効求人倍率は前の月を0.01ポイント上回る1.23倍で、3か月ぶりに上昇しました。直近の雇用状況を示す新規求人倍率は1.97倍で前の月を0.26ポイント上回りました。
新規の求人を産業別にみると建設業では2か月連続で前の年の同じ月を下回りました。大口の受注契約が減少していることに加え、資材価格や人件費の高騰が影響しているとみられます。
一方、宿泊業、飲食サービス業は前の年の同じ月の約1.3倍となりました。これは新型コロナウイルスの感染症法上の5類移行を受け、夏休みシーズンに観光客や帰省客が増加したことが要因とみられています。