青森県職員の月給・ボーナスともに引き上げが検討されます。県人事委員会は6日、県職員の給与が民間企業を下回っているとして引き上げるよう宮下宗一郎青森県知事に勧告しました。引き上げ勧告は2年連続です。
県職員の給与に関する勧告は、県人事委員会の奥崎栄一委員長が宮下宗一郎青森県知事に伝えました。委員会の調査では県職員の2023年4月の月給は民間企業の平均を3907円、率にして1.14%下回り、年間のボーナスも民間を0.09月分下回っていました。
このため、特に月給は20代から30代前半の若年層に重点を置いて引き上げるよう勧告し、初任給は大卒では1万700円アップして20万2400円と、初めて20万円台となります。
ボーナスは0.1か月分上げて4.4か月分としています。勧告通りとなった場合、行政職の平均年齢41歳・勤続19.5年の年収は564万9000円となり2023年4月1日現在と比べて9万6000円の増額です。宮下知事は「勧告については、しっかり受け止めます」と述べています。