ボールペン画家 青已はなねさん
「ボールペン使いたいけど字書くと頭で考えながら書くじゃないですか。それだとボールペンの気持よさが分かんないから、絵だったらもっと無意識に描けるかなと思っています」

記者
「本当に青ボールペン発信というか、その描き心地が良かったからですか?」

ボールペン画家 青已はなねさん
「そう本当に。私、ボールペンで人生が変わったんです」

青已さんの作品の中で重要な役割を果たしているのが、「目」です。

目に涙を浮かべ空を見上げる龍の絵は、どこか切ない表情に思わず見入ってしまいます。

ボールペン画家 青已はなねさん
「目はやっぱりすごく気を付けて描く部分で、その絵の表情みたいなすべてが決まります」

目を描き入れるとスケッチブックの上で命が宿りました。

時に、一晩寝ずに黙々と絵を描き続けることもある青已さん。そんな中での特別な時間が…

ボールペン画家 青已はなねさん
「イチジクとマスカットです。おいしいです」

食べる時間が至福のひと時。美味しく食べて創作への活力を養います。

ボールペン画家 青已はなねさん
「人って元気だったり元気じゃなかったりという日々を送ってると思うんです。どちらの気持ちにも寄り添えるように伝えていきたいと思って描いています。元気なときに描くように気を付けているので見てくださる方にそういう気持ちを伝えたい。そういう意味で悲しいものはあまり描きたくないです」

創作を始めて10年。多くの作品を生み出し続けている青已さんの今後の目標は…

ボールペン画家 青已はなねさん
「私が発想した絵を映像だったり音だったりメイクだったり服装だったり、立体になるものに変換していって色んなアーティストさんと一緒に米子を盛り上げるショーをやってみたいです」

新たな形で作品をもっと多くの人に届けていきたい。故郷・米子の街で、青已さんの挑戦は続きます。