宮城県が構想する仙台医療圏の4病院再編について、名取市にある県立精神医療センターの患者らでつくる団体が5日、構想の白紙撤回などを求める要請書を県に提出しました。

村井知事への要請書を提出したのは、県立精神医療センターの患者やその支援者らでつくる「2.23みやぎユーザーズアクション実行委員会」です。要請書では、村井知事が開催の意向を示している4病院再編構想に関する県民への説明会を公開することや精神医療センターの移転ありきではなく、構想の白紙撤回を含めた話し合いなどを求めています。

県は、名取市にある精神医療センターを富谷市内に移転させ、代わりに名取市内に新たな民間の精神科病院を誘致する案を示しています。さらに村井知事は今週、誘致が実現しなかった場合、名取市内に精神医療センターの分院を開設する案にも言及しています。一連の提案について、みやぎユーザーズアクションは、「方針が二転三転し患者に不安を抱かせている」と反発しています。

「2.23みやぎユーザーズアクション実行委員会」原田幸一さん:
「(県が)場当たり的なことを続けているのは明らかに精神障害者のことを分かっていない。どういう医療を受けどう暮らしているのかをまず見に来てください」

「2.23みやぎユーザーズアクション実行委員会」原田幸一さん

要請を受け取った志賀慎治保健福祉部長は、「計画案は当事者らの意見を踏まえ、できる限り寄り添えるように修正していっている」と理解を求めたうえで「知事にしっかり報告し県としての対応を考えたい」と応じました。