新潟県長岡市で酒類の小売をしていた『酒の大塚屋』が、販売不振のために倒産したことがわかりました。負債総額は約3180万円です。
民間の信用調査会社・東京商工リサーチによりますと、1980年に設立された『酒の大塚屋』は店頭小売のみならず卸業務も行い、2020年には9700万円の売上を計上していました。しかし“卸”に関する酒類販売の免許は持っていないのではという税務署からの指摘を受けた2022年10月以降、小売以外の事業は展開できず、“町の酒屋さん”として経営を続けてきました。
しかしその後の売上げは伸び悩み、コンプライアンス的な観点から金融機関の支援もままならずに資金繰りもひっ迫。今後の事業継続は困難だとして、9月22日に新潟地方裁判所長岡支部から破産開始の決定を受けて倒産したものです。