強い台風14号は、台湾海峡を西に進んでいます。台風は沖縄地方から遠ざかっていますが、沖縄地方沿岸の海域では引き続きうねりを伴った高波に十分注意が必要です。一方、急速に発達した低気圧の影響で、北日本では雨が強まっています。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒が必要です。

強い台風14号は、5日正午には台湾海峡の北緯22度00分、東経120度25分にあって、1時間におよそ10キロの速さで西へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクトパスカル,中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は55メートルで、中心から半径165キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の北側560キロ以内と南側330キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。

その後の詳しい進路予想です。

6日正午には台湾海峡の北緯22度20分、東経118度10分にあって、西にゆっくりとした速さで進みます。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速45メートルと予想されています。

7日午前9時には南シナ海の北緯22度25分、東経116度30分にあって、西にゆっくりとした速さで進みます。中心気圧は994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速35メートルと予想されています。

8日午前9時には熱帯低気圧に変わって、南シナ海の北緯22度20分、東経116度00分にあって、ほとんど停滞する見込みです。中心気圧は1006ヘクトパスカルと予想されています。

台風14号は沖縄地方から遠ざかってはいますが、沖縄地方の沿岸の海域ではうねりを伴い、先島諸島では6日にかけてしける見込みです。うねりを伴った高波に十分注意してください。沖縄本島地方では6日にかけて、大東島地方では5日は波の高い状態が続く見込みです。うねりを伴った高波に注意してください。

5日に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
先島諸島 5メートル
沖縄本島地方 3メートル
大東島地方3メートル

6日に予想される波の高さ(いずれもうねりを伴う)
先島諸島 4メートル
沖縄本島地方 2.5メートル

一方、前線を伴った低気圧が日本海北部にあって、発達しながら東へ進んでいます。低気圧は6日にかけて北海道付近で急速に発達するため、北日本では大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。北海道釧路市の阿寒では5日、1時間に41.5ミリ、北海道日高地方中杵臼7では1時間に75.0と、観測史上最大の降水となりました。今後も雨の降り方に警戒が必要です。


北日本では5日夜から6日にかけて、非常に強い風が吹き、海上では大しけやしけとなるでしょう。

5日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方 20メートル(35メートル)
東北地方 18メートル(30メートル)

6日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道地方 25メートル(35メートル)
東北地方 23メートル(35メートル)

5日に予想される波の高さは、
北海道地方、東北地方 4メートル

6日に予想される波の高さは、
北海道地方 7メートル
東北地方 6メートル
の見込みです。

北日本では、5日夜から6日にかけて暴風に警戒してください。また6日は高波に警戒してください。


北日本を中心に、6日にかけて雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

6日午前6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で
北海道地方、東北地方 100ミリ

7日午前6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で
北海道地方 100から150ミリ
東北地方 50から100ミリ
の見込みです。

土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。また、北日本を中心に、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意が必要です。