10月5日はスーパーマーケットの業界団体が制定した「レジ袋ゼロデー」となっています。
レジ袋をめぐっては海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの解決に向けた一歩として2020年7月に全国でプラスチック製のレジ袋の有料化がスタートしました。
3年が経過し、「マイバッグ」と呼ばれる買物袋を持参する人の姿も多く見かけるようになりました。
そんな中、総合スーパーのイオンは5日から全国の店舗で衣料品や日用品などについて有料のレジ袋をプラスチック製から紙製に切り替えています。

盛岡市本宮のイオン盛岡南店です。ここでも5日から提供される有料のレジ袋は紙製のものになりました。
袋は大きさ別に4種類で、価格は1枚10円または20円です。植物性インクなど環境に配慮した材質を使っています。
紙製の有料レジ袋を使う対象となるのは衣料品や日用品で、食料品は含まれません。

(甲斐谷望キャスター)
「日常生活に欠かせない肌着や靴下なども対象になります」

食器や文具、雑貨なども対象となるため、この店舗では対象の売り場に1か月前から切替えを知らせるポップを掲示してきました。
レジ袋の切り替えは全国の「イオン」と「イオンスタイル」で5日から順次行われ、岩手県内は6店舗が対象です。

(イオン東北 望月一成さん)
「すでにマイバッグ、マイバスケットを持参いただいていまして、持参率は8割を超えています。われわれ小売業だけでなく、お客様とともに持続可能な社会の実現に向けて日々の暮らしの中で取り組んでいけたらと思っています」

イオンは有料レジ袋を紙製にすることで、年間およそ6600万枚のプラスチック製レジ袋を削減できると見込んでいます。