中国の杭州市で開かれているアジア大会をめぐり、1枚の写真が中国のSNS上から消えました。ゼッケンの番号に原因があった可能性があります。
こちらの写真。女子100メートルハードルの決勝で1位と2位になった中国の選手が抱き合っています。
ところが中国のSNS「ウェイボ」では、この写真が表示されません。2人のゼッケンが「6」と「4」だったことから、中国国内の検閲に引っかかり、削除されたものとみられます。
「6」と「4」の組み合わせは、1989年6月4日に起きた天安門事件を想起させるとして中国国内ではタブー視されていて、中国のSNS上では、この数字が含まれる投稿は削除されることがあります。
天安門事件では、民主化を求める学生たちのデモに中国軍が発砲し、多数の死者を出しましたが、34年たった今も中国国内でこの事件について報道されることはなく、ネット上での検索でも表示されないなど厳しい情報統制が敷かれています。
今回、写真が削除された詳しい状況は不明ですが、はからずも中国のネット空間の状況を映すものとなりました。
ちなみに、この2位の選手はその後、フライングで失格となり、日本の田中佑美選手が繰り上げで銅メダルを獲得しています。
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