車エビ養殖発祥の地・山口市秋穂の漁協女性部がSDGsな新商品を開発し、4日にお披露目会がありました。

新商品は、車エビの殻から生まれた「くるまえびの塩」です。山口市秋穂の国民宿舎「あいお荘」では、年間1.8トンの車エビが提供されています。これまで、調理場で出た殻は捨てられていましたが、この殻を使って新商品を作りました。

秋穂地域では、多いときは30隻ほどがエビ漁を行っていましたが、漁獲量の減少や漁師の高齢化で今は1隻だけとなっています。「くるまえびの塩」は秋穂地域を盛り上げようと、漁協女性部9人で試作を繰り返し、半年以上かけて開発しました。きょうは、地域の人が新商品を試食しました。

試食した人
「エビの殻の香りがして、とてもおいしいです。風味がいいですね、香りがしますなんか。車エビって高級感があっていいですね」
別の人
「アイスクリームにかけて頂いたんですが、それもなんかいいなと思いました。甘ったるくなくて、ちょうどいい塩味がきいてって感じで、でなおかつ車エビの風味がきいて」

天ぷらからそうめん、アイスまで。いろいろな料理に合う一品になったようです。

秋穂漁協女性部 平田冨美江副会長
「やっとできたことで、私たちはほっとしてます。少しでもみんなに食べてみて、おいしい、で、秋穂のことを感じて頂ければと思います」

「くるまえびの塩」は、あいお荘や道の駅あいお、道の駅きららあじすで販売されています。