病院勤務を辞め起業…「高齢者の自宅暮らしをあきらめてほしくない」

岩国市出身の末弘さんは仙台の大学で医療や福祉を学び、神奈川県の病院で理学療法士としておよそ10年勤めました。その後、田舎暮らしをしたいと周防大島町に移住。町立東和病院に3年半勤めました。

末弘代表
「まだ家で暮らせる人がたくさんいらっしゃると思ったので、そういった方に家で暮らすという選択肢をあきらめて欲しくないなと思ったのが、起業のきっかけですね」

自宅で暮らしたい高齢者をどう支えていくか。この思いが「netto」を立ちあげるきっかけとなりました。

末弘代表
「普通だと家で生活するのが難しいねと言われる方ばっかりかもしれないですね。僕らが入ることで、ご家族としても家っていう選択肢がより可能性が出てくるという」

住み慣れた自宅で過ごしたいと願う高齢者は少なくありません。末弘さんが担当する利用者は、現在およそ50人います。

末弘代表
「件数でいうと、多い時だと(1日に)6件、7件。「本当にもう1日仕事だったりはしますね」