警察庁は、ことし7月から国際電話番号を利用した特殊詐欺が急増しているとして、注意を呼びかけました。
警察庁によりますと、先月、特殊詐欺の犯行に利用された電話番号の数は4118件で、このうち「+1」などから始まる国際電話番号がおよそ半数の2192件でした。
国際電話番号はことし6月は201件でしたが、7月は969件、8月は1083件と急増しています。
多くは「+1」から始まるアメリカやカナダ、「+44」のイギリスですが、9月に限っては「+60」のマレーシアが増えているということです。
国際電話番号による犯行が急増している背景に、警察庁は、▼「050」の番号から始まるIP電話による犯行の取り締まりが強化されたことや、▼詐欺グループが通信アプリを通じて番号を入手していることなどがあるとみて、国際電話がかかってきても、でたり、かけ直したりしないよう、注意を呼びかけています。
また、警察庁はことし1月から7月末までの間に、特殊詐欺の受け子や出し子など実行役として摘発された1079人を対象に、犯行に関わった経緯を初めて調査しました。
最も多かったのは「SNSからの応募」で506人、次いで「知人などからの紹介」が297人、正規の「求人情報サイト」からも53人いました。なかには、薬物の密売人から声をかけられ、犯行に荷担した人もいたということです。
年代別でみると、10代は地元の先輩や後輩などの紹介、20代から40代は「SNS」が最も多くなっていて、50代になると「SNS」が多いものの、「求人情報サイト」の割合も大きくなっています。
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