インド政府がカナダ政府に対し、カナダの駐在外交官およそ40人を国外退去させるよう求めたと報じられました。カナダ国内で起きたシーク教指導者の殺害事件をめぐり、両国の関係が急速に悪化しています。

イギリスのフィナンシャルタイムズ紙によりますと、インド政府は10日までに現地に駐在するカナダの外交官およそ40人を国外退去させるようカナダ政府に要求したということです。「10日以降もとどまっていれば、外交特権を剥奪すると警告した」とも報じています。

カナダ西部ブリティッシュコロンビア州でシーク教の指導者が射殺された事件をめぐっては、トルドー首相がインド政府の工作員の関与を指摘。インド政府はこれに反発し、両国は互いに外交官の追放処分を発表していました。

カナダ側は真相解明に向けた協力を求め、インド側も具体的な情報があれば調査を検討する意向を示していますが、両国の主張は平行線をたどっています。