■第19回アジア競技大会中国 杭州(3日、大会10日目)
ボクシング男子71㎏級の岡澤セオン(27、INSPA)が準決勝で世界王者のカザフスタンのA.シュムベルゲノフが下し、決勝に進出した。銀メダル以上は確定し、パリ五輪代表も内定した。
パリ五輪アジア予選を兼ねている今大会、男子の各階級は銀メダル以上でパリ五輪
代表に内定する。男子51kg級の坪井智也(27、自衛隊体育学校)は準々決勝。キルギスの選手に5対0と勝利し準決勝進出が決定。4日の準決勝で勝利すればパリ五輪代表に内定する。
そして71kg級の岡澤が準決勝に登場した。相手はカザフスタンのシュムベルゲノフ。同階級の世界王者、ゴングから積極的に攻める両者。会場は世界王者に声援が送られ岡澤にとってアウェーとなった。
2ラウンドまでは相手にポイントを取られる苦しい展開に。しかし最終の第3ラウンド、劣勢も楽しむ様子を見せた岡澤は、確実にポイントを奪っていき、ポイント3ー2の逆転勝利。銀メダル以上を確定させ見事、パリ五輪代表にも内定した。
ミックスゾーンに姿を見せ「オリンピックだー!」と叫びテンションマックス。終始笑顔を見せた岡澤。「僕を追っていたら絶対いいものを見られる。絶対に最高の景色をみせる」とパリ五輪での金メダルを誓った。その前に4日は決勝戦。「パリで金、良い景色を見せる、と言っておいて次で早速コケたらだいぶホラ吹き」と、まずはアジアの頂点を目指す。

















