今夏は猛暑と渇水の影響で、新潟市内の2023年産コシヒカリは3等米が中心となり「生産者の減収は深刻」だとして、新潟市議員連盟が2日に中原八一新潟市長を訪ね、農家への緊急支援を新潟市に対して要望しました。

新潟市によりますと、北区では合わせて11haの稲が枯れる被害が出ているほか、JAの調査では新潟市内のコシヒカリは3等米が中心となるなど、農家の減収が懸念されています。

会派を超えて構成している新潟市議員連盟は、「品質低下で収入保険を受けられる農家は限定的。他の市町村のモデルとなるような支援策を新潟市から打ち出して欲しい」と訴えました。

【新潟市議会 農政議員連盟 佐藤幸雄 会長】
「こんなに危機なんだと。農業辞める人がもっと増えるぞと…。農家を救う施策をしてほしいというのが本音です」

新潟市議会 農政議員連盟 佐藤幸雄 会長

新潟市の中原八一市長は「できることを検討していきたい」としています。