先月(9月)発生した地震で甚大な被害が出ている北アフリカのモロッコで緊急支援にあたったAMDAの医療チームが帰国し、活動内容を報告しました。

活動報告をしたのは、9月に2週間モロッコに派遣されていた看護師の藤本智子さんと荻野祥子さんです。モロッコでは先月8日に発生した地震で約3000人が死亡し、38万人以上が被災したとされています。

2人は、現地のNGOとともに震源地近くの山岳地帯で、被災者のけがの手当てや健康チェックを行ったことなどを報告しました。その上で「今も多くの人がテントで避難生活をしていて、生活を再建するための支援や心のケアが必要と」訴えました。

(AMDA看護師 藤本智子さん)「建物の中で寝るのが、恐怖を感じている方が多いというのが共通しています。精神的ケアが求められている」

AMDAは今後も、現地のNGOからの要請に応じて支援を行っていきたいとしています。